会社見学!道に迷って遅刻したけど、まさかの採用になった件

生活・そのた

会社見学、道に迷ってまさかの遅刻!

(※ここから先は、社内情報等がわからないように、
フェイクを入れてお伝えします)

派遣会社の紹介で、とある会社の見学に行ってまいりました。
結論から申し上げると、有難いことに
来月から事務員として採用して頂けることになりました。

しかし、あろうことか、私は道を間違えて入口がわからず、
会社に訪問する前に道に迷ってしまいました。
(事実です)

約束の時間まであと2分。終わったと思いました。
早めに家を出発したのに、
目的地にたどりつかないなんて…!

焦りながら、派遣会社の担当者に電話しました。
しかし、電話は留守電のメッセージが流れます。
2回目にも同じメッセージが流れたため、
謝罪とともに、道に迷って入口がわからないことを
メッセージに吹き込みました。

もう、あきらめて帰ろう!
ご縁がなかった、仕方ない。

と思って帰ろうとしたところ、
携帯電話が鳴りました。
(担当者:担)

担:「お世話になります。カワダ(仮名)と申します」
私:「こんにちは、お世話になります。めっこと申します。
 申し訳ございません、道に迷ってしまいまして…
 お電話も差し上げたのですが留守電になっていて…」

担:「そうでしたか。実は、前回の担当者は別件で動いており、
 本日は私、カワダがご案内させていただきます。
 いま、どちらにいらっしゃいますか?」

私:「あ、はい、〇〇銀行の前を通り過ぎて…」
担:「はい、〇〇銀行の前ですね」
私:「もう、家に帰ろうとしています」
担:「え!?」

担当者もびっくり。会社見学に来るはずの人間が、
家に帰ろうとしているのだから。
担当のカワダさんは明らかに焦った様子だったが、
めげずに、丁寧に道案内してくださったので、
家に帰るのはやめて、素直に道案内に従いました。

さきほど迷い込んでいた場所と、全く
同じ場所にたどりつきました。
(え? 間違ってなかったのか…)

経理事務経験ゼロだけど、事務員になれる?

担:「こちらへどうぞ」
室内用スリッパに履き替えて移動します。

担:「こちらが、休憩室です。
 奥の部屋が、作業場です。これから
 人事部長さんに会っていただきます」
私:「はい、わかりました」
(緊張する…人事部長ってことは、やはり面接だよね)

応接室に通されました。広い机に、来客用の椅子が並んでいます。
分厚いひじ掛けがついた、黒い革の椅子で座り心地が良かったです。
カワダさんは、私の隣に座りました。
人事部長が対面にいて、三者面談のような形です。
(人事部長:長)

長:「こんにちは、ヤマムラ(仮名)です。
 どうぞよろしくお願いいたします」

私:「お世話になります。めっこと申します。
 遅れてしまい、申し訳ございません。
 どうぞよろしくお願いいたします」

長:「いえいえ」
私:「あの、こちらが履歴書です」
 鞄から履歴書を取り出そうとした私。
長:「あ、えーと、派遣で働いてもらう場合、
 履歴書は、必要ないですよ」
私:「え?あ、そうなんですね」
(あら?話が違う。前回担当のササキさんからは、
 履歴書を持参するように伝えられていたのだけど…?)

まあ、聞いていた話と違うなんてことは、
よくある話だ。気にしないでおこう。

長:「お仕事の内容ですが、主に、勤怠管理をしてもらいます。
 出勤と退勤、それから給料計算です。いわゆる、経理事務
です」

(え??? 経理事務…ですって?)
私は、これまで経理事務の経験は全くないし、
もちろん簿記の資格もない。
エクセルやワードも、なんとなく使える程度。

経理事務と言えば、日商簿記二級。

最低でも三級がないと任せてもらえない世界。
資格がないから無理だと思っていた。
しかも、年末調整もしないといけないのでは…?
困った、困った。これは私には向いてないのではないか。

私:「あの、私は経理事務の経験は全くないのですが…
 大丈夫なのでしょうか?」

長:「めっこさんの職務経歴については、
 派遣会社のササキさん(仮名)から話は伺ってます。
たしか〇×事務所でのご勤務がありましたね」

私:「はい、そうです」
(確かにあるけど正社員ではなくアルバイトのような
雇用形態で、そんなに大した仕事はしていない)
長:「どんなお仕事をされていましたか?」
私:「大量のデータ入力を行っていました。
 書類整理や、データ抽出・まとめなどです。
 他には、コールセンターでの業務が長かったので、
 電話応対やクレーム処理などが中心でした」
ヤマムラ部長は、うなずいていた。

長:「では、もし勤務されるとしたら、
 いつから来られそうですか?」

私:「はい、出勤はいつからでも大丈夫です」

ほぼ、採用だと思った。いつから出勤できるかという質問は、
間違いなく採用されるときに聞かれるからだ。

長:「そうですか、では、来月からでいかがでしょうか?」
私:「はい、大丈夫です。どうぞよろしくお願いいたします」

経理事務経験なし、転職できた!考えられる理由は?

今回、経理事務経験がないにもかかわらず、
運よく採用になった主な理由を考えてみようと思います。
あくまで、私が考える可能性を挙げてみます。

理由1)企業側が早急に人材をほしかったから。急募の状態。

理由2)派遣会社のリサーチ不足で、応募者の履歴書を確認せずに面接を行ったこと。

理由3)経理事務だが、簿記などの資格がなくてもできる仕事内容だから。

以上、3つの理由が考えられると思います。
「理由2」と「理由3」は関連していて、経験が必要な難しい事務であれば、
おそらく資格の有無の確認をされると思います。
それと、先入観もあったかもしれません。
(「この人なら、たぶん大丈夫だろう」という、謎の先入観)
過去に勤務した会社名を伝えたので、「大丈夫」と思われた可能性はあります。
企業名のネームバリューは、意外とすごいのだなと思います。
何はともあれ、新しい仕事が決まったので来月から頑張りたいと思います。

初めての経理事務、未知の世界です。
会社との出会いも、人と人との出会いですね。
今日、会社案内をしてくださったカワダさん(仮名)は、
私が次回出勤する頃には、遠方に異動されるそうです。

初めてお会いしたけど、次回は
お会いできないなんて少し寂しいです…
少しだけ、雑談させていただき、
私の地元の地名をお伝えして
「ああ、わかりますよ!」と
言っていただき嬉しかったです。

人との出会いは、
一期一会だなと思います。
不思議なご縁を感じます。

一つだけ言えることは、
「この会社で働きたい」と
思える場所を選ぶのが良いということです。

面接の時、面接を受けるのは応募者ですが、
面接官や会社の上司や社員の方の対応を、
しっかり観察した方がいいと思います。

始業時間、残業の有無、休み時間は何分か、
細かく確認をしました。
すべて丁寧に答えていただきました。
安心して働ける環境、
それが一番長続きする職場環境だと思います。

まとめ

  • 会社見学の際は、遅刻しないように余裕をもって訪問しましょう。
    万が一、遅刻しそうな時は電話連絡が必要なため、事前に連絡先を確認しておきましょう。
  • 遅刻しても、採用される場合があるので、気を落とさないでください。
  • 面接の際「いつから出勤できますか?」と質問された場合、ほぼ採用確定です。第一志望の場合は、特に希望がなければ「いつでも大丈夫です」と答えるのが無難です。
  • 採用の場合は、次回出勤日と、必要なものがないかを確認しましょう。不明点は遠慮なく質問しましょう。
  • 会社見学で、社内の雰囲気や、担当者の対応などをよく観察して「ここで働きたい」と思える会社を選びましょう。


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